映画「マダム・フローレンス」

昨日、映画「マダム・フローレンス」を観た。

実話が元で、1940年代の米国で決して上手いといえぬご婦人がクラシックの歌曲を歌い、コンサートを開きレコードも残した。

私はかなり以前にラジオでその録音を聞いた。
確かに音程は外れて不安定、だが、当時大衆の人気があった伝説の人。

主演がメリル・ストリープ、献身的に夫人を支える夫に、ヒューグラントという名優二人。

夫人は富豪でニューヨークの音楽界に援助を続けているが、ふと自らも歌いたいと思い立つ。

最初のコンサートは夫がお金の力で集客に奔走し喝采を浴びる。
その打ち上げシーンでジャズバンドが演奏するのが、多分「嘘は罪」、"It's a sin to tell a lie"。
「多分」と付けたのは、メロディーは演奏されず特定出来ないがコード進行が全くそうだ。

いよいよの大舞台にコール・ポーターも来客として・・・ネタバレになるので、この辺りで。主演名優二人の魅力と処々音楽的楽しみがある映画だった。

さて、本日は新幹線で大阪へ。
「ザ・フェニックスホール」にて大阪の北村英治さんファンクラブによる毎年のコンサート、ゲストはクラリネットの谷口英治さん。

因みに「新幹線」のイントネーションが東西で違う。以下、カナ下線を高く発音する。

東京、シンカンせん」、「シンカ」は高く「ン」で落ちて「せん」は低い。ピアノだと♪ソ・ソミ・ド♪
大阪、「しんカンせん」、「しん」は低く「カン」が高く「「せん」は低い。♪ド・ソミ・ド♪

上がり下がりが東西で違うが、新幹線車内の英語案内を聞くと大阪弁とほぼ同じというのが面白い。