私も中学か高校の頃、テレビでこの歌を(確か弘田三枝子さんだったと思う)聴いて、テロップに流れる訳詞で「えー!、この歌ってそんなラブソングだったの」と知った。
それ以前にこの曲を暗く感じていたが故の「えー!」だったと思う。
以前もブログに書いたが、アーヴィング・バーリンの「ブルースカイズ」も子供の頃は暗い曲だと思っていたが、歌詞は「恋をして心は青空」と実にハッピーだ。
単純にマイナー(短調)の曲は暗く感じる、とはいえ、昭和の日本の流行歌やラテン曲にはマイナーも多いが、それらに暗さを感じないのは快活なリズムのお陰もあると思う。
例えばラテンの「ある恋の物語」も歌詞はハッピーではないが暗く感じない、それはリズムとスペイン語歌詞が分からないこともあろう。
例え歌詞が分かっても、音楽を届ける側としてはいちいち暗~い気持ちになられても困るし、あくまでも楽しんでもらわないといけない。
そのお楽しみの中に、様々に曲の表情を心に感じてくれることがこちら側の思いである。
"My funny Valentine"、クラシックのお二人とのライブではどうやろうか・・・、まだ先のことだけど。