街の風景

先日、久々の北陸で金沢の観光地としての賑わいに驚いた。
元々「兼六園」など全国的に有名な街ではあったが、北陸新幹線開業で更に拍車がかかったようだ。
 
北陸3県というと、富山県、石川県、福井県
 
東京に暮らして長くなるが、過去、郷里を聞かれて「福井県」と答えると、日本のどこにあるのか分からず、「金沢の隣」と言って「あぁ」と理解されることは多かった。
 
富山県の友人は地元の新聞社に勤めていたが、彼曰く「福井と富山は似ていて、金沢に比べると地味で、全国的な認知度が低い」と。
 
地元人、或いは出身者としてのやっかみも含むことは否めないが、旅人としては地域色の違いこそ旅の楽しみかと思う。
 
若手の頃に演奏で地方に行くと、聞いたことがない地元有名デパート、観たことがない人気の飲食チェーン店などなど、「違う所に来た」という非日常感があったが、近年、何処に行ってもコンビニ、飲食チェーン店、見慣れた看板だらけ、それは海外でも体験する。
 
見慣れた安心感もあるが、見慣れぬ風景や方言の違いに感じる非日常感は旅の楽しさのひとつ。
 
10連休で各地は賑わいを増すことでしょう、けど、私は東京あちらこちらで演奏しますので、お立ち寄り頂ければ幸いです。