地元新聞

昨日の福井新聞に幼稚園時代の先生との60年ぶりの再会が記事として掲載された。

ブログにも(4月14日)書いたが、福井市の河合公民館でのジャズ講座案内をご覧になった先生が「私の教え子や」で、再会のきっかけとなった。

寺井先生、旧姓大舎(おおや)先生は昭和30年代に旧芦原町の幼稚園に勤務、結婚されて河合地区に居住され、公民館の大正琴サークルに通われる。

昨年私が帰郷し縁あって公民館のジャズ講座を依頼され、その案内チラシを見た寺井先生「私の教え子や」で再会、講座受講も希望。

その話がどう伝わったのか新聞取材、若い記者さんが限られた時間での取材で素敵な記事で伝えてくれた。

 

昨朝「新聞見ました」と連絡が相次ぎ、公民館担当者さんから「寺井さんから電話もらい感激して泣かれてました」と。

SNSで知った東京知人からも連絡あり、ごく個人的な話の反響に驚く私。

 

ベースダブル

昨日、地元知人から連絡「ベースを譲りたい方がいる」と。

ピアノレッスンではソロとアンサンブル両方、ベースがいれば最少人数でのアンサンブルが楽しめ、東京時代はエレキベースを私が伴奏していた。

昨年の福井帰郷以後、生徒さんも増えてレッスン用エレキベース購入を考えていた。

まさかの知らせ、幸い家から近い所なので伺って弾いてみると楽器に問題なし、更に小型ベースアンプも。

所有されているご夫婦の息子さんが少年時代に使ったとのことで「処分を考えていたのでどうぞ」。

 

生徒さんお一人がベース調達しますと言ってたなと急ぎ連絡すると「私も弾いてみたくてベース購入しちゃいました。次回レッスンに持参します」、なんとベースダブル!

これ「ダブルベース」だとWood bass、つまりコントラバスのことになるから、ベースダブルと言った。

次回レッスンが楽しみ・・・と、ピアノ講師と言うよりもアマチュアベース弾きとしての心境。

 

 

続マイクスタンド

昨日書いたマイクスタンドの話で、ブーム(中折れ)式スタンドが普及したのは60年代以降と書いたのは私の印象で正確なところは分からない。

1966年にビートルズ来日公演の映像を見ると、ドラムのリンゴ・スター脇に設置されたブームスタンドの横竿が演奏中に緩んでくるくる回る。

リンゴが歌うのはわずかで多分ドラム演奏の振動で緩んだんだろう、ベースのポール・マッカトニーはストレートだが、これもマイク装着した首部分が緩く、弾き語りやトークの最中に口元から逸れ何度も直しながら。

 

この武道館公演の生中継は小学5年で白黒テレビで観ているが、そんなことは覚えていない。その後30歳頃かにビデオのカラー映像を見て、こんな時代だったのかと。

前座として出演された歌手・俳優の尾藤イサオさんに話を伺ったことがある。

「あの時ねぇ、一緒に出たユーヤちゃん(内田裕也氏)とビートルズにプレゼント渡そうって持ってったんだけど、楽屋に行く通路に警備員がいて通してくれないんだ。

俺たち出演者だからって言っても絶対ダメ、仕方ないから警備の人に渡して頼んだけどねぇ、あれどうなったか分からない」

 

 

 

マイクスタンド

昨日、映画「トップガン・マーベリック」を観に行った。

主演のトム・クル―ズが一躍スターになった前作から36年ぶりの続編、私の記憶も漠然としているので事前に観てから行き、過去とリンクするシーンも楽しめた。

そのひとつにバーのピアノで歌うシーン。

 

曲は"Great ball of fire"、邦題は「火の玉ロック」、一杯で酩酊する酒みたいだが、これはロックンロールのロック。

この曲を知ったのは中学生の時、ピアノ弾き語りのジェリー・リー・ルイスだった。

ロックンロールと言えば「ジョニー・ビー・グッド」「ブルースエッドシューズ」などエレキギターのイメージだったがピアノでもいけるんだと思った。

 

ピアノ弾き語りだとマイクスタンドはピアノの脇にブーム式(中折れ式)を置いて口元に持って来るが、1950年代はなかったのか?ジェリーさんは座った足の左脇からストレート(直立式)スタンドでのマイク。

過去私もストレートしかない現場経験が幾度か、弾けなくはないが左手の動きが制限される。

60年代以降はブーム式が普及したが、ジェリーさん晩年の動画を見ても何故かストレートスタンド、そのスタイルへのこだわりがあったのか

 

 

お熱いジャズ

昨日ブログに書いた曲「ライニングワイルド」が登場する映画「お熱いのがお好き」、1959年制作だが話は禁酒法とジャズ大流行の時代。

 

真冬のシカゴ、ベース弾き(ジャック・レモン)とテナーサックス奏者(トニー・カーティス)はギャングの殺人現場を目撃し追われ、オール女性フルバンドに女装して潜り込む。

バンドツアーでフロリダへと向かう列車内でリハーサル、歌手役のマリリン・モンローが「ランニングワイルド」を歌う。

舞台は移り南国ビーチリゾートで展開するドタバタコメディー、1920~30年代のジャズ曲がふんだんに盛り込まれる。

 

この映画を知った少年時代は登場する曲をほとんど知らなかったが、演奏家として年を重ねるに連れ馴染みが増えて行った。

中でもモンローを印象付ける"I Wanna Be Loved By you"、ププッティプというフレーズが「かわいい」キャラ全開の歌唱、水森亜土さんもよく歌っていた。

とても男性は歌えないと思ったが、主演の一人ジャック・レモンが自身のアルバムで歌っていて、しかもジャズピアノ演奏が達者なことに恐れ入った。

 

6月スケジュール

 

ランニングワイルド

一昨日、銀座「スウィング」、北村英治さんライブ。

(以下敬称略)山口雄三B、八城邦義Dr、ゲスト谷口英治Cl、熊倉未佐子Cl、3クラリネットによる「エイジ・キューブ」での出演。

コロナによる規制がやや緩和し多くのお客様をお迎えしてスタート。

リクエスト「ランニングワイルド」、北村さんのCDに録音し以前はよく演奏した時期があったが、ここ何年もご無沙汰。

かなりアップテンポの曲でイントロはいきなりクラリネットからスタートするアレンジを93歳でご記憶されているかと思い、私「これやりますか?」とメモをお見せすると「やろうか」、実に見事に演奏された。

"Runnig Wild" モダンジャズでは先ず取り上げないお古い曲、ベニー・グッドマンが演奏し、映画「お熱いのがお好き」でマリリン・モンローウクレレを手に歌った。

 

昨日「俺のフレンチ横浜」、アルトサックスの太田 剣さんとデュオ出演。

太田さんは「俺の」控室やジャズフェス楽屋でお会いしているが初共演。

譜面の用意もリハーサルもなく、口頭で選曲とキーの確認のみで本番、太田さんの流麗な演奏で快調演奏。

このお店は若い世代のお客様で当然お食事が目的、ライブ反応は如実で時に拍手が起こらないことも、そこに腕試し的な面白さを感じる。

太田さんのサックス、私のピアノと弾き語りに熱い拍手、気分上々で新横浜駅へ、新幹線を米原で乗り継ぎ無事帰宅。

 

 

 

首都圏2日間

昨日、地元支援者の計らいであわら市長を表敬訪問。

昨年前市長とお会いした時もそうだったが、今回もやや緊張しつつ。

今年1月の選挙で当選された森 之嗣(もり ゆきつぐ)市長、支援者から私の紹介受けると「SNSなどで活躍は存じております」と、とても気さくに話されしばし歓談。

さて本日は東京、銀座「スウィング」北村英治さんライブ出演、明日は横浜「俺のフレンチ横浜」終えた足で福井に戻る。

昨年7月に福井帰郷して以後も続く東京往復は、北村英治さんの存在とそれを支える銀座「スウィング」のお陰。

2020年、コロナで客足激減した以後も一流演奏家によるライブ継続、昨年暮れにやや客足が戻るかの直後オミクロン打撃、それでも抗原検査など更に感染対策徹底。

このような激闘は全国各所で展開されてきたと思うが、このところ徐々に緩和し客足も戻りつつある今。

過去の話として語る日が来ることを願いつつ、感染対策に気を付けて往復したい。

 

銀座「スウィング」北村英治ライブ 

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