昨日は北風が強く寒さ厳しい一日、季節としては当たり前の寒さかもしれないが、暖冬で楽している体にはこたえる。
銀座「俺のフレンチ東京」に高浜和英トリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)で出演。
この店舗は150席余りととても広い。
客席に向けたスピーカーはステージより前にあって、ピアノ脇にセットしたモニターがないと、楽器と同時に歌う自分の声は散って聴こえ辛い。
クラシックと違ってジャズの歌はマイクありの前提で小声の表現もあり、モニターの有無は歌の表現に大きく影響する。
いつも思うことだが、ステージのモニターっていつ頃から使われ出したのか。
ネット検索するとスタジオ録音に関する資料はあるが、ステージ用の歴史はよく分からない。
多分、ロックによって音楽の音量が格段に大きくなった60年代以降からかと思うが、1965年のビートルズ・シェアスタジアム映像にはステージの前に返し(モニター)は見えず、本人達の証言にある「お客の大歓声で自分たちの音が聴こえない」状態でどうだったのか。
もっと遡れば、1938年のベニー・グッドマン実況録音でもマーサ・ティルトンの歌は特に大声を張っている訳でもなく自然。
と、モニター当然世代の私はそこんとこが知りたいのだが、知ってどうなるもんでもないけど。