昨日、岐阜県に住むベーシスト北川弘幸くんから電話があって「どうしてる?」と。
互いの健康と休業中の近況を話し合った。
彼は同郷(福井県)で1歳上、互いに高校時代から知っていた。
互いにロック少年で別バンド、私はベースで彼はギターで共演こそなかったが、福井市の野外ステージですれ違って会話もなかったのに何故か覚えている。
彼は名古屋の大学に進学してジャズ研でウッドベースを初め、隣の岐阜県、柳瀬のジャズクラブ専属としてプロ活動を始めて岐阜市に住んだ。
私は東京に出てジャズを学び、20歳前に帰省して知人が彼を紹介してくれた。
同郷のジャズ演奏家が稀有なことと、ピアノとベースという共演し易さもあって、岐阜-東京で離れていながらも練習や共演の機会を持った。
20代後半の正月に帰省した時、岐阜から帰省していた北川くんがアルトサックスの白井敦夫さんを紹介してくれた。
白井さんは東京の一流フルバンドで演奏、音楽から離れるつもりで福井に戻った。
会社勤めの傍らアルトを吹いていたが、その素晴らしさとお人柄で周囲から推される形で、1987年にジャズクラブ「シライハウス」を開店。
当時、地元にピアニスト不在で私が東京の仕事を調整しながら演奏に行き、開店初イベントで北村英治さん来演での初共演、と、北川くんからの縁がつながる。
福井県のコロナ感染者数は先月(3月)半ばまで0だったが、現在100人となって人口密度との比率が全国一となっている。