2004年1月、仕事で秋田県能代市から富山市へ、雪の影響を心配して寝台列車で移動することになった。
1月4日、東京から新幹線とローカル線乗り継いで夕方近くに能代到着。
ホテルでジャズ好きお医者さんの新年会、演奏を終えるとお弁当を持たせてくれた。
指定は2段ベッドの上段、列車が動く、狭い空間に座ってお弁当の包みを解くと枕灯に照らされたミニステーキ、エビフライ、エビチリなど豪華。
冬の日本海と夜行列車の哀愁には、おにぎりとたくあんが似合うなと思いながら、美味弁当つまみに乗車前に買ったウイスキーポケット瓶チビチビ。
弁当終えて横になったけど、睡眠中の放送は中止、携帯バイブだけで起きられるか心配で寝付けない。
秋田から山形、ゴトンゴトン、途中停車したのはどこだったか・・・うとうとしては目覚め、4時を過ぎて携帯バイブ解除。
列車が停止したので寝台降りて窓から見ると富山県の魚津駅、もう次だ、荷物を持って出口付近に立つ、車掌さんが通りかかって「どちらまで?」。
「富山駅です」
「次に停車しますが20分ほどかかりますよ」
「はい、寝過ごすのが心配でここに立ってます」
「そうですか、お気をつけて」
朝5時定刻に富山駅到着、駅前のホテルにチェックインしてもうひと眠り。