北陸新幹線2-旅支度

魚津市富山湾に面した街で、ほたるいかや蜃気楼で有名だ。

この街の新聞社支社長となられたばかりのKさんから「やっとお越し頂けそうです」と連絡頂いた。

6月に地元企業の会があり、主催者が新任支社長Kさんに「演奏家を呼んでお客をもてなしたいので紹介して欲しい」と相談し私にというわけだった。

 

Kさん「ひとつ相談があるのですが」と切り出し、「以前、県民会館でコンサートを聴いたのは私と同僚の岡本だったのですが、彼はジャズベースも演奏するので共演は出来ないでしょうか?」と。

プロ同士でも音楽性の相性がある、その方がどういう演奏するのか不安はあったが、Kさんから岡本さんのお人柄や演奏家としての活動をお聞きして、「あくまでも高浜さんの判断にお任せします」ということでお引き受けした。

 

岡本勝之さんは活動をネット上に公開しているのでお名前を書かせてもらうが、若い頃に東京で演奏家として活動をされ、その後帰郷して新聞社に就職し休日のみ演奏活動。

他に地元FM局のジャズ番組DJもされていて、お会いする折に番組インタビューをさせてもらえないかと、盛りだくさんな魚津行きとなった。

 

初夏を迎え出発日が迫るとKさんから「主催者から『CDをたくさん持ってきて』との伝言がありました」。

各地公演で北村英治さんのCDは1回のコンサートで数十枚余り売れるが、私はせいぜい10~15枚、「たくさん」の言葉に迷いつつ30枚用意、列車チケットを確認した。

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