エアコン1-クーラーと免許

このところの猛暑続きとコロナ家籠りで、エアコンは一日にわずかな時間停止するのみで昼夜使用。

今からすると29歳までエアコンのない生活をしていたことが信じられないが、資料を見ると1984年8月気温が28℃~35℃、当時「ルームクーラー」や「クーラー」と呼んだ家電の普及率は60%、結構多くいたわけだ。

 

それでも決して平気で過ごせたわけでない。

当時武蔵野市の小さなマンションに住んでいて、会社勤めではないので日中は家に居てピアノ練習や譜面書きをしていたが、暑さで仕事にならないと風呂場で水浴び、それでもダメなら自転車で15分、吉祥寺ジャズライブ「赤いカラス」に行った。

毎月出演を頂いている小さなライブハウスで昼は喫茶店営業、オーナー夫妻は夕方出勤で馴染みのキミちゃんが一人で切り盛りしていた。

午後はお客も少なくコーヒー1杯で奥のテーブルで譜面書きなど、内緒でおかわりサービスも、2時間ほど居て帰宅して夜は仕事に出る、そんなことで夏が乗り切れていた。

 

当時既に「ロミ&ジョーカーズ」でデビューしていて、車で地方に行くことも増えつつあり、深夜の仕事もあって運転免許を持たぬ不便を感じた。

それまで免許を取ろうと思わなかったのは、子供の頃からの極度な運動苦手コンプレックスからで、今だから話すが、自転車も乗れなかった。

23歳で結婚した直後に家内がコーチしてくれたお陰で乗れるようになった。

なので「人より劣っている」気持ちが強く音楽だけが支えで生きていた若者で、必要に迫られての運転免許教習もかなり手こずって30歳誕生日越してようやく取得した。

その車で猛暑にプラス地獄が・・・明日に続く。