ライブレポ・リモートリクエスト

昨日、銀座「スイング」、ベース山口雄三、ドラム八城邦義、ギター浅利史花。

緊急事態宣言解除を受けて2ステージ復活、1回50分。

事前にアレンジした曲をお送りしたい、本番リクエストも極力お応えしたい、各演奏者のソロも十分に聴いてもらいたい、トークは短めにしたが50分があっという間に感じた。

 

リクエストの「トゥーラブアゲイン」は久々の演奏でイントロをわずかなミス、動画配信において痛恨の想い。

なんと、その配信をご覧の方からリクエストがあった。

2回目の演奏中で届けられたメモに曲名と「動画配信をご覧の方から」と書いてあり、「サテンドール」「ギフト」の2曲をお送りした。

リモートワークという言葉も日常化しているが、ジャズライブでリモートリクエストとは驚いた。

 

20年程前だったかに出演していたライブにご兄弟で来店されるご常連がいらした。

ある夜に弟さんがお一人で「兄が急に来れなくなりとても残念がりまして、電話で聴きたいと、リクエストをお願い出来ますか」と携帯を通話状態にし、ナット・キング・コールの曲をお送りしたことがあった。

この思い出をして今更驚くこともないとは思うが、しかし昨夜のリクエストは未来に生きてるような気になった。