映画と音楽108-上海に戻る

本日「俺のフレンチ・イタリアン青山」ランチと夕刻、ソロ出演。

 

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映画と音楽108-上海に戻る

上海公演は現地オフィスの企画で、蘇州観光も歓迎のひとつだったのだろう。
ベースの手配が気がかりで早く戻りたかったが、上海市に戻り高速を降りるとお土産店で休憩となった。
お茶を頂いて、私が水墨画を観ていると店員が来て「イイ絵でしょう」と日本語で値札を指さし、「日本円で2万円、デモ、キョウはアナタ特別1万円」、いきなり半額。私「見てるだけだから」、店員「8千円・・・ソウですねぇ、7千円マデなら」

「買い物は値切るのが中国の常識」とはこういうことか、映画「旅情」で同じことがイタリアの常識と言うシーンがあった。

 

誰も何も買わず、ようやく朝出発した場所に戻ると手配したウッドベースが届いていて、ベーシスト酒井一郎氏が確認しオーケー。
夕飯はチェン・ミンさんご両親の行きつけの店、ここで初めて日本の中華料理と一味違う美味に感激した。

 

次の日は音楽学校見学の後にコンサート会場下見へ、新しい高層ビルにある素晴らしい大ホールでピアノはスタンウエイ、ドラムも問題なし。
メンバーは自由解散にして私は日本から同行した舞台スタッフと残り、通訳を介し音響、照明の打ち合わせ。

この舞台監督と助手のお二人、演劇や音楽などの公演で世界各国で仕事をしてきたつわもの職人。
ソ連時代の共産国に行った時に支払われる報酬が法律で国外に持ち出せず、毎夜贅沢な飲食で使うしかなかったそうだ。
翌年も依頼が来たので、報酬を知人の日系企業経由して帰国後に受け取ったとか。
打ち合わせを終えてホテルに戻ると、メンバーの一人が散策に出かけたと聞いた。