映画と音楽110-上海の楽屋にて

昨日「俺のフレンチ横浜」ランチ盛況、ソロ弾き語り、"Around The World"、"Fly Me To The Moon"など。夕刻はテナー中江裕気さん、ドラム秋葉正樹さんと久々の共演。

"Blue Bossa"、"Over The Rainow"。40代前半で達者なお二人、新鮮な刺激を頂き気分良い一日となった。

 

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映画と音楽110-上海の楽屋にて
上海公演当日、ステージのリハーサル終えるとチェン・ミンさんは家族に会いに行き、舞台監督と助手は通訳を連れて音響照明の調整室へ、我々バンドは楽屋フロアーに案内してもらった。

部屋に荷物を置いて衣装をかけ、外の広いスペースに夕食があるらしいことを言われた。
椅子があって細長いテーブルに人数分の弁当、日本でも見る大きな丸やかんは電気ポットだった、脇にコップと茶葉の容器、メンバー「急須がなくてお茶が飲めない」
私「こっちは直に茶葉を入れてお湯を注ぐんだ」と知識は披露したものの初体験で茶葉が口に入って飲み難く、何かコツがあるんだろう。

弁当は白い発泡スチロール容器でふたを輪ゴムで止めてある、割り箸の紙に店名があるのみ、開けると温かい焼きそばで具材も少なく見た目はシンプル。
期待せず食べたらこれがすご美味、初めての「上海炒麺」に一同感激。

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食べ終えるとメンバーの一人「トイレどこか聞いてくれる?」
蘇州観光では日本語が通じたが、掃除のおばちゃんに通じなさそうで中国語で聞いた。
「まっすぐ行って左に曲がるらしい」と伝えるとメンバー行ったがすぐ戻って来た、「あれ、違った?」と聞くと「トイレはあったけどトイレットペーパーがない」

スタッフルームに行き制服姿の女性に聞いた。


中国語初心者が覚える単語のひとつ「手紙」(ショウチー)はトイレットペーパーのこと、因みに郵便封書は「信」(シン)。
カタコトが通じて棚からロールを取り渡してくれた。
後で知ったことだが、トイレが詰まり易いので流さず設置された箱に入れる、それと盗まれるからとも聞いた。

時間はまだ余裕があってメンバー二人「ロビーの様子を見て来る」と出て行った。
ところがなかなか戻って来ない、一体何処までいったのか。