台本2-スイングジャズ

昨日、銀座「俺のやきとり銀座9丁目店」、街も店も人が少なく、演奏も音量控えめ。ノンアルコール営業の厳しさが続く。帰路、新橋駅から東京駅で乗り換えた電車も隣席はずっと空いたまま、気は楽だがこの状況が続くことは喜べない。

 

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台本2-スイングジャズ
舞台「青空のある限り」
終戦直後、進駐軍キャンプの厨房に集うジャズバンド他の人間模様。
演出は栗山民也さん、主役のバンドボーイはジャニーズTОKIО長瀬智也くん、当時17歳の高校生。
共演、尾藤イサオさん、高畑淳子さん、中川安奈さん他。
戦争をテーマに全編に流れるスイングジャズ、俳優たちによる「シング・シング・シング」生演奏が目玉。

 

1995年秋、生演奏する俳優さんの楽器特訓からスタート、テナーサックス、アルトサックス、トロンボーン、ドラム、ベース、演奏家仲間に指導を頼んだ。
「シング・シング・シング」、オリジナルアレンジの難易度を下げ、それでもカッコよく聴こえる譜面を書いた。
特訓期間を終えた後は個人練習、次に尾藤イサオさんと女性コーラス3人のコーラスアレンジ、「サニーサイド」「素敵な貴方」他。
舞台で流す音楽は「世界は日の出を待っている」他手慣れたスイングナンバーで、演奏家仲間とスタジオ録音。


レギュラーの演奏活動と並行しながら作業は順調に進み、私の個性と経験知識が活かせる喜びと充実感があった。

それが年が明けて一変、出演俳優の初顔合わせとなり私とクラリネットの竹花くんだけずぶの素人。

事前説明とてなく長テーブルを四角く囲んだ席に全員着席、紹介などあって「これから『本読み』に入ります」、何が始まるのか全く分からなかった。