再演

昨日書いたようにスイングジャズが軸となって多くの出会いがあったが、一見して縁のなさそうな中国二胡との出会いは面白い。

 

上海出身のチェン・ミンさんは日本に来て映画「上海バンスキング」のビデオを見て、かつての故郷の華やかな時代とスイングジャズを知り、二胡で演奏できないかと。

縁あって私と共演開始、中国曲もアレンジして欲しいとの希望に新鮮な気持ちでトライ。

互いに手探り状態の練習が形になり、1998年「夢幻城爵士楽団」(爵士=JAZZの中国語)のバンド名で活動開始、2000年に初めて上海公演。

 

少年時代に福井で「北京放送」(日本語放送)を聞いていた、思想的な知識もなく外国への興味だけ、それが30年近く経て蘇り中国趣味にはまりプライベートで北京など幾度か足を運んだ。

 

共演活動は4年間ほどで以後チェン・ミンさんは自己の音楽を創造、その活躍によってそれまで日本で「胡弓」と呼ばれていた「二胡」ブームを生んだお一人。
昨年2月「夢幻城爵士楽団」再演コンサートが好評を頂いた、追加企画もあったがコロナで全てキャンセル。
私は郷里Uターンを決めチェン・ミンさんに「再演の折は駆け付けるよ」と告げた。

 

つい3日前、今年12月の再演コンサートの連絡に色めき立った。

2020年2月14日の記録