銀座とジャズ

昨日石川県でジャズライブのバーを経営されている知人、以前お会いしたのは15年ほど前で出演機会もなくそれきりだったが、ネットで私のUターンを知り連絡を頂いた。

奇しくも我が家近くに親戚がお住まいで時々訪れるとのことで、昨日近所のカフェでお会いすることになった。

 

北陸(福井、石川、富山)ジャズ事情と私への期待を熱く語られた、その中に「高浜さんは銀座でジャズピアノを奏でるイメージが強く、Uターンに驚いた」と。

私も若くして上京した当時「ジャズは都会」のイメージが強くあり、「銀座」は特別な響きに感じる街だった。

20歳でプロデビューし初めて銀座のクラブで演奏したのは25歳頃、ただその街に身を置いただけで何か嬉しさを感じた。

当時は新宿、赤坂、六本木他のジャズスポットも多かったが、時代と共にそれらが減少する中で銀座は変わらず。

一時期は週に3~4日続くこともざらで、確かにこれまで東京での演奏場所として最多、スタンダードジャズとの相性が良い街かと思う。

しかし、キャリアを積み音楽の幅が広がる中で「ジャズは都会」観念にとらわれることがなくなった、それもUターンにつながる。

 

ジャズは私の音楽の軸としてあるが、様々な場所で集うお客様に応じて選曲構成する、結果、楽しさに満ちた空間と時間が生まれることを大切に思う今日この頃。