勝手が違う

個人依頼されたレッスン動画を制作しているが、東京時代は家から1時間余りかけて都心の店まで行って一人でスマホ撮影していた。

録画してその都度確認して帰宅、パソコンに取り込んで気付かなかったNGに後日改めて行ったことも、自宅で出来たらいいのにと、それが福井に越して可能になった。

新たに専用スタンドを購入、「さぁ、やるぞ」と意気込んで試し録画し再生確認。

部屋着のまま、ピアノ脇のクズ籠映り込み、これはいけないと外出着に着替えてピアノ周囲を片付ける。

東京時代に慣れていた作業なのに勝手が違う戸惑いありつつ、なんとか進めて終盤に。

 

クラシックは譜面に書かれている音を演奏するが、ジャズは譜面にない音を即興的に演奏するので、ほぼ無意識で弾いている部分が多い。

ジャズっぽくカッコ良く聴こえる部分を「どんな音でどう弾いているのか」と質問されると「えーっと」と、先ず自分で何をどう弾いているのか確認して伝えることもある。

「どんな音」は記譜出来ても「どう弾いて」のニュアンス表現が難しい、文章の抑揚ない棒読みで感情表現にならないのと同じで。