福井帰郷後にスタンダード曲「明るい表通りで」"On The Sunny Side Of The Street"を取り上げることが増えた。
きっかけは昨年テレビドラマにこの曲が登場しリクエストが増えた、こういう一時的なことは過ぎれば元に戻るが、その後も頻繁に取り上げるのは私自身の変化。
この歌の弾き語りを始めたのは北村英治さん共演後の40代後半、65歳でコロナと福井Uターン経て、歌詞「通りの日向を歩けば人生素敵になる」に感慨を覚えるようになった。
こうなると恋愛にも似て相手をもっと知りたい、1930年にアメリカ大恐慌で生まれた曲と聞いていたがその時代背景はどうだったのか。
1920年代、自動車やラジオなど普及、料金後払いのローンシステム登場で大消費時代となる。
銀行などの資金優遇によって庶民に株を買うブーム拡大、これを国も放置し1929年株価暴落し破産者続出・・・そういうことかと恥ずかしながら今知る。
歌詞「文無しでも気分はリッチ」が当時の庶民に共感を得たのだろうが、その後もバブル崩壊など繰り返すから人は忘れるんだなぁ、戦争もなくならない。
だからこういう歌も時代超えて心に響くのか。