風鈴売り

昨夜、福井市「シライハウス」、初回ステージはベース井出匠さんとデュオ、"Foolin' My Self"、あまり皆さんご存じないが粋な小唄、久々に弾いてみた。

"fooling” は欺くこと、失恋なんて平気と自分を欺こうする歌詞がある。

この曲で思い出す東京時代この曲を「夏の風鈴の曲をやります」と洒落を言って演奏し、年配の女性客が「いい曲ですね」と喜んでくれた。

その方が一月ほど後にいらして「こないだの曲リクエストします。でも”ふうりん”がタイトルって珍しいですね」

言葉の響きが「風鈴」に違いなく、私「え?夏の風鈴だと思われたんですか?」「え、違うんですか?」「いえ、あれ冗談!フーリンという英語で」と言うと、「あらやだ、私、恥ずかしいわぁ」、ごめんなさいと謝った。

欺くつもりは当然なかったが真に受ける方がいると思わず、洒落や冗談は言いっぱなしにせず、それと分かる一言が必要と知った。

当時、夏になると銀座に風鈴売り屋台が出てた、それもあっての勘違いだとしたら風情ある話ではある。

 

6月-7月スケジュール