先日、神田伯山さんの公演で「講談人気は大正期から既に衰えをみせていた」と聞いて思い出したジャズ大先輩のお話。
アルトサックス奏者の五十嵐明要(いがらし あきとし)さんは御年92歳、ご自身のバンド名が「聞楽亭」(ぶんらくてい)、これはご実家が八丁堀の講釈場(講談専門の演芸場)だったことに由来する。
五十嵐さんが子供時代に「聞楽亭」も経営が難しくなり落語なども扱う席亭になったそうだ。
5人兄弟でお兄さんの武要(たけとし)さんはドラマーで、バンド「聞楽亭」で幾度かご一緒させてもらったが、特に明要さんは親しくさせて頂いた。
お酒が好きでアルトの音色は甘く流麗で粋を感じる、それは江戸の寄席育ちからかと思う。
詳しくはご本人のサイトに紹介されている(こちら)。