寒暖差の多いこの時期を「三寒四温」と言うので、何か中国古典辺りの由来かと検索してみたら、『本来は冬の気候で年に1回程度』なのだそうだ。
子供の頃に覚えて、ずっとこの時期になると「本当の春までは三寒四温だから」と言ってきたけど。
『現在は春先に使うことが多い』とあるので間違いではないようだけど、こういう本来の意味と違う言葉って多い。
意味の違いではないけれど、私は福井県育ちで、横浜生まれの祖母の影響か東京言葉には早く馴染んだが、それでも方言と標準語の区別がつかない言葉もあった。
例えば、具の無いうどんを「素うどん」と言ってたけど、東京では「かけうどん」、
「くすぐったい」ことを「こそばい」と30代過ぎる頃まで言ってたと思う。
地域特有の方言は意識しても、「こそばい」のように関西全般で共通した言葉だと、メディアの関西芸人なども使うので「全国的な言葉」と勘違いしたのだろう。
同郷の家内との家庭内言語は福井方言、一歩外に出ると東京言葉という生活が長いが、さすがに今は「こそばい」は出ない・・・と思っているんだけど。