イメージの記憶

本日は上野の東京文化会館での公演「北村英治・JAZZクラリネットのレジェンド」に出演。

この会場は美術展など見に行った折に通るので場所だけは以前から知っていたが、出演は初めて。

先日、私のトリオに「あの会館はクラシックの公演が多いイメージがある」と言うと、彼らも同様だと。

しかし私のイメージと違って、子供時分に学校の文化鑑賞でクラシックだったことと、以後演奏家として出演したことがないからだと言う。

トリオの面々、酒井一郎さんは上野で八城邦義さん駒込、いずれもごく近い地域の出身。

福井県で育った私には、東京の真ん中に生まれ育ってそのまま演奏家となった仲間がどういう感覚なのかと、今更ながら思う。

既に人生の大半を東京に住んでいながら、子供の頃に田舎の町から想像する東京が、外国のように遠い大都会だったイメージが今もある。

本日は北村英治さん、ベースに山口雄三さん、ドラム八城邦義さん、皆さん東京生まれのお仲間と初めての会場に、新鮮な気持ちで伺う。