ステージトーク

昨日、銀座「スイング」、北村英治カルテット(山口雄三B、八城邦義Dr)、ゲストはクラリネット鈴木直樹さん。

直樹くんは体調を壊しひとつきほどの療養を経て、復帰第一日目だった。
本人は「ちゃんとした演奏でなくて申し訳ない」と何度も言っていたが、全く問題ないプレイでお客様も大きな拍手。

復帰初日にしては1時間3回のスイングは厳しいかと思うが、直樹くん本人の北村さんへの強い敬意から、ここからと決めたそうだ。

その北村さんがお元気なことは、このブログにも度々書いているが、とにかく演奏もトークも淀みない。
曲にまつわる作曲者、映画、演奏者、場所などの固有名詞が滞ること無いのは、常々感心する。

86歳の北村さんからすれば私などまだ若いから、滞りなくて当然とは思うが、時折思い込みや思い違いがないか確認する。

私の場合ステージトークもお客様に楽しんでもらう重要な要素と考えて、若手時分から試行錯誤してきた。
音楽に限らず人前でのトークは、不快にさせる話題を選ばないことは基本だが、「トーク中”えー”は極力避ける」「緊張から早口にならぬよう」「曲の解説は要点を短く」などなど、多くの人から学びつつ。

50歳過ぎる頃までは、リーダーライブでのトークは必ず台本を書いて練習して本番に臨んだが、いつしか慣れて台本不要となった。
ではあるが、問題はないのか、もっと磨いて錆びないようにと思う今日この頃。

さて、本日、銀座「俺の割烹]/[俺のフレンチ・タブルタク」 掛け持ち。
ソロでピアノ演奏と弾き語り、勿論、トークも交えての出演。