晩秋の候

昨日、銀座「シグナス」、水森亜土さんとレギュラートリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)の月例ライブは、多くの亜土さんファンで賑わった。

亜土さんはよくトリオにリクエストするが、9月に演奏した「セプテンバーソング」が気に入って、その後、毎回のように。

私が「もう11月だよ」と言うと、亜土さん「いい演奏は関係ないのよ」という事で、「セプテンバーソング」に「枯葉」をメドレーにした。

「枯葉」は夏に去った恋を秋に思う歌詞で、歌うには今頃が良い。

「セプテンバーソング」は、人生を一年に例えて、♪5月は若い・・・、9月、10月、11月、残る日々を大切にあなたと過ごそう♪という歌詞。私は歌ってないけど。

映画「旅愁」で、この歌を主役の二人(ジョセフ・コットン、ジョーン・フォンティーン)が、レコードで聴くシーンがある。

私がこの映画をテレビで見たのが30歳頃だった。
レコードから流れる渋く枯れた歌声が、恋に落ちる主人公の若さが際立つ印象的なシーンだった。

かなり高齢の方だと思っていたが、近年、ネットでその声の主がウォルター・ヒューストンという俳優さんで、年齢は今の私くらいと知って驚いた。

さて本日は、「私は若い!」と思えるお客様が多数お越しになるソロライブ。
午後1:00開場 1:30開演。