大晦日にボサノバのこと

昨日テレビで、ボサノバがお洒落な音楽として親しまれていることを日本にいるブラジル人にインタビューしていた。

彼らにとっては「昔流行ったレトロな音楽でお洒落感は薄い」そうだ。

カフェなどのB.G.Mとしてよく耳にする、「イパネマの娘」「ソーナイス」「コルコバド」「ウエーブ(波)」など、演奏する私としてはお洒落に感じてもらうことはありがたい。

しかし、それらが新曲として流行ったのは50年余りも前だから、ブラジル人のレトロ感も理解できる。

あれは中学に上がる頃だったか、アントニオカルロスジョビンの"Wave"が新曲で、当時の邦題は「波」、そのお洒落感は今の何倍も強かったと思うし、歌謡曲にも影響した。

着物姿のイメージが強い島倉千代子さんが出した新曲「愛のさざ波」、これがボサノバ風、パッパーというバックコーラスもありで、「波」(ウエーブ)の影響で書かれたに違いない、と、勝手な想像をしている。

などと、2018年を目の前にして、新たな年へ向かう感もない話題になってしまいましたが。

皆様、良き年越しと新年をお迎えくださいね。
お正月の更新ありなしは気が向いたらですので、お暇ならまた除いてみて下さい。