お盆の銀座

お盆休みで東京から出た人も多いが、私は都心に出て仕事というのが毎年のこと。
都心に向かう電車も空いていて気楽。

午後3時頃に銀座へ出ると、人はまばらで休日風景。
「俺のフレンチ銀座コリドー街」「俺の割烹」、掛け持ちソロ出演。

夕4時過ぎから「割烹」と「コリドー」、歩く人は少ないが店はぼちぼちお客様、6時過ぎると両店舗共に満席の盛況はさすが。

銀座も休みの店が多いこともあるが、ありがたい。

控室では付近の系列店舗の出演者とご一緒するが、会話も、特に私は一人なので楽しい。

このシリーズ開始した当初は若い方々にあれこれ気遣ったが、それも今はなくなった。

あれこれ気遣うというのが、皆さん親子ほどの年齢差の方ばかりなので、相手が気遣わぬようにと、妙に言葉を選んだりした。

そういう普通の会話とは別に、昔の符丁、つまりバンド用語と言われた逆さ言葉、例えば、「食事=シーメ(めし)」「仕事=ゴトシ」「ギャラ=ラーギャ」他、多数、今の若手は使わないので控えた。

そんなことも今は慣れて、ごく自然に若手の方々と会話を楽しんでいる。
こちらはごく自然と思っても、多分向こうは気を遣っているのだろう。

それは、私が北村さんとの共演が長くなった今も当然の気遣いがあるのと同じだと思うので、あまり気にしない。