予習努力

昨日、銀座「スイング」、お店の方々に新年のあいさつ。

北村英治さんは変わらずお元気で、共演はベース山口雄三さん、クラリネット花岡詠二さん。

ドラムはレギュラーの八城邦義さんが肩の故障で休演で、トラ(代演)で竹内武くん。

随分以前からの知り合いなので、「もう40歳になるんだっけ?」と聞いたら、「36歳でもうじき7です」と。

彼は時折、北村さんのステージをお客として聴きに来て、CDもよく聴いて、曲の雰囲気とアレンジを覚えている。

北村さん、竹内くんに「よく覚えててくれて、バッチリだよ」
本人「ありがとうございます。でも覚えていても実際やるとなると緊張します」と。

予習努力の成果あり実にスムーズ、ラストの「ボナセラ」で無事終了。

それで思うのが、スコット・ハミルトンさん。

何年に一度の共演時には譜面も見ずにあたかも日常的に共演しているが如く見事に演奏する。

それは、曲やあの手この手の膨大な記憶の蓄積と、耳で聴いた音楽(コード進行など)を瞬間的にコピペして演奏する能力。

演奏の素晴らしさは周知の事実だが、共演して始めて知った世界超一流の凄さ。