伝統の寿司作り

昨日、妻実家の永平寺町へ寿司作りの手伝いに行った。

古くから地域の伝統で毎年10月の祭りに各家庭で木の葉寿司を作る。

結婚して初めてこの祭りに帰省したことがあった、40年余り前のこと。

 

義母に付いて倉庫に行くと重石を乗せた漬物用樽、開けると濃い緑の葉が敷いてあり、それを避けると葉っぱ寿司ぎっしり、大皿に山盛りにとり「これ座敷に持ってって」。

義父が近くの九頭竜川で釣った鮎、義兄も手伝って近くの山で獲った松茸は大きなビニール袋二つ満杯。

それを義母がコンクリートU字溝の炭火で縁側外で焼き、近くの親戚も来て祭りの宴。

私も同県出身とはいえまるでテレビドキュメンタリー番組を見るよう、こんな暮らしが今も残っているのかの感動。

 

時代を経て実家は義兄姉の二人暮らしになったが、寿司作りは健在。

下画像クリック拡大して寿司作りレポご覧ください。

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遠くて近い

首都圏の地震、親戚知人に被害はなかったようだが、10年前の記憶と重なったという方もいらした。

2011年の東日本大震災、東京小金井の自宅にいて被害はなかったものの翌日から生活が一変した。

スーパーには行列、米、パン、麺類、粉類など不足、ガソリンスタンドは休業することろもあって営業している処は長蛇の列。

駅などは照明暗く、街の区域別に計画停電実施。

 

首都圏の出演予定キャンセルは当然のことと受け止めたが、全く被害のなかった西日本から「自粛ムードに押されて」中止、逆に「こういう時だから」と開催してくれた主催者「元気な人まで下を向いては何も出来ない」の言葉が印象的だった。

 

福井に戻って3ヵ月余りだが、長く住んで今も行き来する東京、テレビ報道の映像を身近なことに感じる。

さて、本日は妻実家の永平寺町に用事あり一泊、明日の更新は未定。

 

福井市宮ノ下「コスモス公苑」、整備された公園でなく自然の中にあるコスモス畑という風景。

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地震

早朝にブログ更新後に関東での地震を知って、急ぎ内容変更。

かなりな揺れだったようだ。

福井に越してからも能登方面での地震が続いていて、どこも安心できない。

日頃の備えと、頭ではわかっていてもなかなか出来ていない。

特に広々とした田園風景に住み始めてのんびり感溢れる日々、今一度考えたい。

本日は短めで以上。

 

劇場映画久々

昨日「007・ノータイムトゥダイ」を楽しんだ。

このシリーズ新作が報じられたのは一昨年だったと思う、それがコロナ影響で延期に次ぐ延期、その間に私は東京から福井へUターン。

東京時代によく行ったシネコンと別系列だが、何ら変わらぬシステムで迷うこともなく、平日で客がまばらなこともコロナ前と同じでゆったり楽しんだ。

 

鑑賞後は近くのイタリアンでちょっと遅めのランチ、店内はおしゃれで料理もとても美味だった。

美味と言えば、今月から開始した「福井deお得キャンペーン」、食事、温泉、観光などがセットで半額以下、移動は県内に限られるものの感染者数の減少と相まって消費拡大効果は大きいだろう。

音楽活動復活への期待も膨らむ今、コロナ・リバウンドのないことを祈りつつ、ジャズレッスンへの資料作成ぼちぼちの日々。

 

 

菊之丞師匠

先日、福井駅前に出た折に東京仕事の列車チケット購入し、駅に隣接する施設で落語会のチケットも購入、今月21日、古今亭菊之丞師匠の公演。

コロナ以降は生の落語を楽しむ機会もなく、まして福井にUターンして縁遠くなったように思っていたが久々のお楽しみ。

 

菊之丞師匠との出会いは15年ほど前にクルーズ仕事だった。

北村英治さんは大の落語ファンで昭和名人たちと親交があり、殊に金原亭馬生さんと親しかったそうだ。

馬生さんは女優池波志乃さんの父で、私も子供時分のテレビで渋い芸を記憶しているが、早世されて私は生で接したことはない。

 

クルーズでは噺家さんとの出会いも多く、北村さん通じて菊之丞師匠と親しくなった。

東京の寄席やホールへ幾度も足を運び、数年ほど前に独演会のゲストで北村さんとデュオで出演させて頂いたことも。

ジャズのスタンダード曲にも通じる古典落語、その素晴らしい芸を地元でも楽しめるとはありがたい。

 

師匠にはUターンをお知らせしておらずサプライズ楽屋訪問とも思ったが、コロナ対策でお会い出来ないといけないから連絡してみよう。

 

 

ジャズレッスン

30代半ば頃だった、ジャズレッスンの生徒があまりに増えて自分の時間が割かれることで徐々に整理。

50代に至って指関節痛から伴奏を伴うヴォーカルレッスンは中止、わずかピアノの生徒さんのみ継続したがコロナ休止、そのままUターンに至り断ち切れになった生徒の方々には今も申し訳ない。

 

今は関節痛も改善しているので、今月、ピアノとヴォーカルの1回のみのワークショップとしてお受けして、今後希望があれば継続しようと思う。

ジャズピアノ初心者用資料を作成したのは20~30年前、全て廃棄しUターンしたので新たに準備中。

 

演奏家として趣味としてのレッスンは退屈なことではないかと問われるがあるが、それはない。

自分もスタート時点は何も分からず、優れた録音に魅了され一体どうやったらこういう音楽に近づけるか、誰かに教えを請いたい気持ちにかられて上京した。

ステージでの演奏とは違うが、レッスンもジャズを伝える大切な仕事・・・との思いが過去もあったが、今、改めて。

 

 

 

ソロ演奏

一昨日、昨日の2日間、ライブカフェ「森のめぐみ」で赤い羽根共同募金のチャリティーイベント「音のたすき愛」開催、ほとんどアマチュアの方々出演の音楽イベント。

地元の電車駅に隣接してあるお店、周囲は家もあるが広い田園が広がる環境にあって、音響設備など充実していることは、8月のライブ出演で驚いた。

 

昨日も30分毎にテラスと店内で、司会者が次の出演者を紹介するとすぐ開演、ほぼプログラムの時間通りにスムーズな進行。

私はスタッフの案内で13:50に店内に入り、マイクチェックを20秒ほどで終えてスタンバイ、14:00から本番。

ディキシー定番曲”That's A Plenty”、これまでバンドでは随分演奏したが、ソロで初めてトライ。お客様の反応良くトークもノってしまい予定1曲カットして終了。

 

イベントは9年間継続しているそうで、イベントの見事な進行ぶり、出演者の音楽レベルの高さ、ここでも昔の郷里記憶を引き合いに隔世の感ありで感服。