境目曖昧

昨日ブログに「ビコーズオブユー」、かつてリクエストがあったのは40年ほど前のことで、当時40代~50代のお客様だった。

 

その世代の方々が青春時期に流行洋楽として親しんだ、「センチメンタルジャーニー」「テネシーワルツ」「バラの刺青」「慕情」「ムーンリバー」などなど。

ジャズっぽいものとポピュラーが混在しており、その境目はかなり曖昧だが、「ビコーズオブユー」もその中間的な存在かと思う。

 

その世代の方々のお越しがかなり稀となった今、ジャズは時代に関わらずだがポピュラーの方は先ずリクエストはない。

私も自分の好きな曲はぼちぼちやってはいるが、それほど多くない。

 

ポピュラーものはアドリブを展開するものでなく一曲3分程度、ステージ構成としてジャズっぽくアドリブ展開する曲の合間に1~2曲というのが、こちらもお客様も変化が楽しめる。

なので、そういう特集企画でもないと、ポピュラーばかり並べることもない。

 

毎月出演を頂く「俺の」シリーズは、往年のホテルのラウンジやレストランをカジュアルにした雰囲気で、今も昔も大きな変化は感じていないが、違うといえば、お客様が若いこととポピュラーのリクエストがないことか。

 

なので、ジャズ・ポピュラー曖昧曲を織り交ぜて、若いお客様から拍手を頂くことは嬉しい瞬間である。