ホームビデオ

今月11日のブログに、バブル期にオルディーズがリバイバルブームだったと書いた。

オルディーズは昭和30年代に日本でもカバーによる日本語で大ヒットして、歌ったのは(以下敬称略)、弘田三枝子、九重由美子、ダニー飯田パラダイスキングなど。

この方々がバブル期(昭和60年代)の頃は30代後半~40代、リバイバルとなってテレビにもよく出演されていた。

 

当時ホームビデオも普及し始めていて、私もテレビ出演の仕事をきっかけに購入した。

パソコンもユーチューブもない時代、音楽や映画を録画して何度も楽しめる家電はとても嬉しかった。

ある日「日米二元生中継によるオルディーズ2時間番組」というのがあって、たまたま休みだったので見ながら録画、後々まで楽しもうと。

日本のスタジオからは先に書いたような歌手の方々が日本語で、アメリカのスタジオからはレスリー・ゴーア、そして、デル・シャノンが「悲しき街角」"Runaway"。

私は「えーっ、本物ー!」とか言いながら興奮して見ていたが、後半でニュース速報、日航機が墜落したと流れた。

その時は詳細は分からなかったが、翌日から全メディアが一斉に大事故と報じ、オルディーズ時代の歌手のお一人坂本九さんも犠牲者だと告げた。

さすがに録画したVHSビデオは見ることが出来ず消去した。

1985年、バブル全盛期のこと。