毎秋の恒例イベント「天空の景」はアナウンサー木原早苗さんの語りと演奏(私&酒井一郎B)とのコラボ、今年コロナ渦で無観客ライブ動画を制作することになり昨日収録。
今回、撮影とディレクターで協力してくれたSさんは、木原さんの学生時代からの親友で動画制作などの仕事をされている。
会場は例年と同じ代々木の高層ビル27階、事前に台本と曲の準備はしたが、言葉の流れに即した演奏は即興的要素が多くそこがこのコラボの面白さ。
例えばテーマ「月」のエッセイで「フライミートゥザムーン」を演奏、話しの内容が明るく弾むようであればミディアムテンポのスイングで、言葉の終わりがワンコーラスなどキリの良い所なら良いが、そうでなければ即興的にエンディングを作る。
短いエッセイ連続語りでは既存の曲でなく全くの即興演奏、ピアノ、ベースのソロ、簡単なコード進行のみ決めたデュオ、長年のコンビなればこそ。
瞬時瞬時の言葉に反応して音を紡ぐのは正に今の流行言葉「全集中」で、ライブ演奏と一味違う心地良い緊張感、コロナ禍で久々に仕事の充実感あり。
NGあり休憩あり和気あいあい、5時間ほどかかって無事収録終了。
写真上段中央:語り台本とピアノ、右:ベースとピアノに向けたカメラ、下段:日没に富士シルエット