最近はビング・クロスビーを知らない若手ジャズ演奏家もいる時代になったが、私はクリスマスと言えば映画「ホワイトクリスマス」(1954)、昔は暮れになるとテレビ放映されていた。
主演がビングとダニー・ケイ、ベラ・エレンとローズマリー・クルーニー(ジョージ・クルーニーの叔母)。
第二次大戦中のヨーロッパ、ビングとダニー・ケイ演じる二人は戦友で芸達者、隊員たちに慕われる大尉と終戦を迎える。
二人は人気芸人となりコーラス姉妹と知り合う。
一方、退役した大尉は雪山にホテルを建て老後を過ごすが雪不足で経営難となる、これを救おうとビングたち男女4人が極上のクリスマスショーを開催。
終演すると外は雪が降り積もっていた。
この時代のカラー映像に温かみを感じ、演奏家となって以降ずっとこの映画イメージで毎年のクリスマスソングをお送りしている。
今も若い世代のお客様に楽しんで頂けることは大きな喜び。
とはいえ「ホワイトクリスマス」、歌詞がシンプルなだけにロングトーンも多く「ピアノのついでで歌っている」私には難しい歌だが、このシーズンは外せない。
明日もこの歌のお話を。
本日「俺のフレンチ横浜」にソロ出演、私としては今年ラストのクリスマスソング。