映画と音楽53-二人でお茶を

昨日、銀座「スイング」。右近 茂(TS&Cl)、鈴木直樹(Cl&SS)、山口雄三(B)、八城邦義Dr)、そして私。

電車も空き気味、銀座もさほど人出は多くないが、ライブは寂しくないほどにお越しになってくれた。動画配信されています。スイングHP

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映画と音楽-二人でお茶を
中国文化趣味にはまってた時期は市民講座にも参加して「へー、そうなんだ!」の知る楽しみは多かった。
例えばお茶は古代中国発祥で広東語「チャ」と福建語「テェ」が世界中に広まって、インドの「チャイ」、フランス語「テ」、英語「ティー」などの語源になったそうだ。

スタンダードジャズ「二人でお茶を」"Tea For Two"は、1924年のミュージカル「ノーノーナネット」の曲で、1950年にドリス・デイ主演で映画化された。
映画「二人でお茶を」、主人公ナネット(ドリス・デイ)は叔父と、何があってもノーとしか言わないという賭けをして、好きな彼氏の告白にも「ノー」と言ってしまうコメディー。

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英語の歌は男性と女性とで歌詞が違う。この映画で歌うのは作曲家役の男性で
"Picture you upon my knee"(僕のひざに座る君を想像してごらん)
ドリス・デイのソロ録音では

"Picture me upon your knee"(あなたのおヒザに座る私を想像して)

このように、Me/You、 He/She、など入れ替えて歌う。

女性歌手との共演が多かった時期によくこの歌をハモったが、常に女性歌詞だったので一人だと間違えそうで歌わなかった。
50代後半に弾き語りステージが増えると女性歌手との共演が減って、男性歌詞で歌うようになった。


昭和ムード歌謡では男性歌手が〽私バカよね~、〽私祈ってます~、など女性歌詞で歌うのが流行った。
歌ったことがないから的確なことは言えないが、ところどころファルセット(裏声)を入れるのがコツのように思う、そこは米国のカントリーも同じだがあくまでも男性的、その違いを分析したことはない。