映画と音楽54-君を想いて

昨日書いたドリス・デイが出演した映画「情熱の狂騒曲」"Young Man With A Horn"(1950)。
トランペット吹きをカーク・ダグラス、歌手役ドリス・デイ、ピアニスト役ホギー・カーマイケル(「スターダスト」の作曲家)。
テーマ曲はトランペット名手のハリー・ジェームスが演奏、この人とてもハンサムで別の映画で役者として出演もしているが、それはまた今度。
映画音楽CDなどにはテーマ曲でなく、ドリス・デイが歌った「君を想いて」"The Very Thought Of You"が収録されることが多い。

♪ひたすら君を想う、白昼夢で王様気分、
時の過ぎるのが遅い、会うまでがとても長い
花を見ると君の顔、星々は君の瞳♪

 

この曲「カサブランカ」(1941)でも、ハンフリー・ボガードに美女が言い寄る有名なセリフのシーンにバンド演奏で流れる。
女「昨日は何処に居たの」
男「そんな前のことは覚えてないね」
女「今夜会ってくれる」
男「そんな先のことは分からない」
相手の女優マデリーン・ルポーさんはフランス出身で当時18歳。
2016年に92歳で亡くなられ「『カサブランカ』出演者の最後の生存者だった」と報じられた。
本日の映画2作とも監督マイケル・カーティス、お気に入りの曲だったのかな?
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