映画と音楽56-スパルタカス

 


本日、銀座「俺のイタリアンJAZZ」「俺のやきとり銀座9丁目店」ソロ出演。

なお、「イタリアンJAZZ」は今月一杯(明日まで)で閉店。

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映画と音楽56―スパルタカス
昨日書いた”ハリウッド全盛期”と言えば、「ベンハー」「クレオパトラ」「エルシド」などの歴史超大作、古代都市や城に大群衆を実際に再現した映像はCGにない質感や量感があった。
カーク・ダグラス主演「スパルタカス」"Spartacus"(1960)もそんな映画。

 

ジャズ覚え始めの頃に聴いたアルバム"What's New"は、ビル・エヴァンスとジャズフルートのジェレミー・ステイグ共演。
「枯葉」「ラヴァーマン」「ホワッツニュー」など有名スタンダードが並ぶ中に「スパルタカス愛のテーマ」・・・はて、映画は観ていないが確か歴史もの、何でジャズアルバムに?、聴いてみると美しいワルツ、イメージが古代ローマと結びつかずまたも不思議。

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しばらくしてテレビ放映があった、主人公スパルタカスが奴隷として捉えられある女性に恋するシーンに流れた、あ、こういうことかと納得。

 

若い頃出入りしていた音楽事務所にほったらかしのフルートがあって、お借りして持ち帰り練習したことがある。
触るのも初めてで基礎も何も知らぬまま、とりあえず音が出たのでジェレミ・ステイグばりに「枯葉」を吹こうとトライ、しかしあまり疲れるので10日目にお返しして以後一度も吹いていない。
疲れた原因は息、音になっているのは半分で後は無駄で吹くほどに酸欠になるばかり。
クラシックのフルートは澄んだ明瞭な音だが、ジャズでは息も混じればジェレミー・ステイグは声も混じる(吹奏と発声を同時に行うグロウ‐Groul‐奏法)。
「それでも疲れないのは凄い」と、10日間お試し体験者の感心。