映画と音楽136-アマポーラ

緊急事態宣言を受けて来週の銀座「スイング」出演中止。

予定曲をアレンジし譜面作成し既にメンバーに送信、自己練習も日々重ねる中でとても残念だが、この出演メンバーで6月に振り替え予定。

店は休業に入るが、ゴールデンウィーク中に過去のライブ映像配信予定とのこと、ご覧いただければ幸い。

演奏家人生の軸を奪われた状況が1年、この先も見えないがワクチン接種に希望。

本日は銀座「俺のやきとり銀座9丁目店」ソロ出演。

 

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映画と音楽ーアマポーラ

昨日書いた「アンタッチャブル」と同じ80年代に制作された「ワンスアポン・ア・タイム・イン・アメリカ」、やはり禁酒法時代を描いたギャング映画。

この映画を観ておらず語ることが出来ないが、公開当時挿入曲「アマポーラ」が話題になった。

スペインから米国移住した作曲家が1922年(1924年説も)に書いたそうだ。

 

この曲を北村英治さんが演奏する時に「あの映画ではギャングの凄惨なシーンもありましたが、寂しげなクラリネットの音色が印象的でした」とトークして、アドリブはせずメロディーを忠実に奏す。

そのこだわりは映画の印象ばかりではないようだ。

「戦争が終わって大学が始まり、私は単位が足らなくてふと通りかかった教室がスペイン語授業で入りました。

先生が黒板にアマポーラの歌詞を書いて歌うんですよ、いい声でね、聴き惚れていたら『ボーっとしてないでノートに書きなさい]』と言われて」

「アマポーラ」はスペイン語でひなげし、恋人を花になぞらえた歌だが器楽演奏されることが多く、ソフトで美しい旋律からか女性に好まれるように思う。

JRのテレビCM「大人の休日倶楽部」で長年この曲が使われていて、やはりクラリネットの演奏。

旅へ誘うCMはテレビで流れているが、来たる大型連休はどんな風景になるか。