センチメンタルジャーネー

18歳で上京した時のことは今もはっきりと覚えている。
東京というところは洗練された人ばかりが街を歩いて、ドラマのような会話をしているイメージがあった。実際来て見るとごく普通の人が普通に暮らしていることを知ったが、人の多さには驚き、初めて新宿を歩いた時は何か大きなイベントが開催されているのかと思った。

その多くの人の中に雲の上のジャズ演奏家もいて、そんな方と共演する演奏家になれるのか全く未知だった。

 

 今の心境は長い旅から戻るようで、"Sentimental Journey"にやや重なる。

〽センチメンタルな旅に出る、荷物をまとめて列車のチケットは7時発

何で放浪なんかしてたんだろう、こんな望郷の念にかられるなんて

という歌詞だが、重なるのは帰郷することのみ、放浪してたわけでもなく移動も車、望郷の念にかられるでもなく、本日のタイトルは誤字でなく”センチメンタルじゃない”の駄洒落。

"Sentimental"は切なく涙もろい感情、日本語化して「センチになる」、女性はこれに「お」を付けて「おセンチ」とも、今は耳にしない昭和言葉。

 

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