映画と音楽148-西部劇でやっぱり

月々料金で無料映画見放題、作品検索で目に留まった「マグニフィセントセブン」、デンゼル・ワシントン主演、2016年制作の西部劇という内容にひかれた。

ストーリー要約、悪漢に支配された町を救う7人、なんだか「荒野の7人」を彷彿とさせる。

本編開始、音楽も「荒野の~」と似ているがメロディーは違う、でも筋はほぼ同じ、ラストで往年のテーマ曲が流れて「あ、やっぱり」のすっきり感。

観終わってネット検索し「荒野の7人」リメイク作品と確認し二度目のやっぱり。

大元は黒沢映画「七人の侍」、リメイク作品だと分かって観ることは多いが「マグニフィセントセブン」は知らずに見た楽しさがあった。

 

50年代までの西部劇音楽といえば「真昼の決闘」「シェーン」「帰らざる河」などいかにものカントリー調が多かったが、1960年「荒野の7人」はリズムやコード進行などモダンで、このリメイク作でも古さを感じない。

作曲者を調べたらエルマー・バーンスタインという人で、他に先日ブログに書いた「黄金の腕」や「大脱走」がある。

 

大脱走」(1963)と「史上最大の作戦」(1962)、どちらも戦争映画で作曲者は違うがテーマ曲を混同し易い。

大脱走」の出だしはソ・ド(上の高いド)と上がる、「史上~」はソ・ミと下がる、この違いだけで別物に。制作年もほぼ同じ時代で混同現象は私世代に多いように思うが如何か。