絵葉書大

昨日新たに「福井FM」から取材依頼、Uターン帰郷してまだ一回も演奏していないのにメディア取材先行する状況に驚いている。

帰郷後初のソロライブは22日、前評判倒れになってはいけないというプレッシャーも感じる。

 

人前での演奏に際して常に二つの観念が同居する。

自己スキルへの信頼と、昨日大受けしても今日はお客全員にそっぽ向かれるんじゃないかの強迫観念。

 

昭和時代のジャズは演奏者もお客も飲酒を伴うのが普通で、強い娯楽性は世の経済盛況の勢いと相まっていたように思う。

私も飲みながら演奏したが強迫観念を緩和したんだと思う、40代から全く飲まずに演奏するようになったのは緩和の必要が薄くなったのだろう。

 

自分がリーダーではない時は自己の演奏に集中するだけで気も楽だが、リーダーとして看板を背負うとなると緊張感がある、ましてソロでは。

50代になって各地でソロ仕事を経験したお陰で強迫観念は随分小さくなった。

しかし今も心には絵葉書大の晴天に黒雲一点浮かぶ風景、それが日々練習モチベーション。