都市と自然

以前クルーズ仕事でパリに一泊し翌朝迎えの車でルアーブル港へと向かった。

サンラザール駅近くのホテルを出発しセーヌ川を渡り右折、ほどなく前方にエッフェル塔が近づくと思ったより小ぶり、30分ほどで市街地を抜けると風景はゆるやかな起伏ある緑に。

ぽつんと農家、羊や牛が草を食む、遠くに教会、まるで印象派の絵画を見るようだった。

東京だと都心からこんな短時間でのどかな自然風景にならず、世界の違いを感じた。

 

私が育ったのは旧芦原町だが、結婚して妻実家の永平寺町に行くようになると山の自然風景を美しく感じた、今住んでいる坂井平野の風景は子供時分から馴染んでいるつもりだったが、改めて感動を覚えたのは数年前だった。

市街地からほんの一歩で自然がある暮らしに憧れた覚えはないが、実はあったのかもしれない。

福井にUターンして3ヵ月近く、日々の感動は続いている。

 

家の前、コスモスと刈り取り前の田

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家から5分ほど歩いて振り返る、空が広い

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