仲間の訃報

昨日、ドラマーの小林陽一さんから届いた昔仲間の訃報。

若手時代のジャズコーラス「ロミ&ジョーカーズ」ベーシスト広田一ひろた はじめ)さん、69歳での早い旅立ちとなった。

 

あれは25歳頃か、ある店のハコ(毎夜レギュラーとして同じ店に通い演奏すること)でバンマスはクラリネット奏者小田洋司さん。

ドラムとベースがやめることになり、私の紹介で小林さんに来てもらった。

ベースは小田さんが探してきたが技量不足で数日で交替となり、ドラマー小林さんの紹介で広田さんが来た。

若手トリオ全員「スイングジャズ」の演奏は始めてだったが、小田さんのクラは快調で私はこのスタイルに傾倒した。

 

このトリオに、別に私が知り合ったヴォーカル亜樹山ロミさんを加えてライブ活動を始めた。

私の提案「コーラスやらないか」に皆賛同し練習始めたが、小林さんは武者修行で渡米、代わりのドラマーを探して活動継続。

やがてメジャーデビュー、メディア出演、全国ツアーへと発展。

ひとつの夢が叶ったが、私は四六時中アレンジを練り譜面を書き、3~4日おきの集合リハーサル、車1台で過酷な全国ツアーなどなど、今思えば熱い青春ドラマだった。

 

はじめちゃん(広田さん)とは長年連絡とっていなかったが、つい先月SNSメッセージをもらい互いの近況を知り「元気でなにより、その内会おう」と返したばかり。

謹んでご冥福をお祈りします。

その内はしばらく先になると思うが、ゆっくり休んでくれ。