昨日書いた北村さんの楽屋話に登場した映画「島の女」は1957年制作とある。
公開当時私は2歳、当然リアルタイムでなく後になってテレビで観た。
小学生時分に1950年代の映画ならさほど昔でもなかったが、40年代辺りになるとお古く感じた。
そんな時代の映画に何か魅力を感じたのは、自分が生まれる前の世界にタイムスリップしたかの興味か。
その興味が中高生と続き、音楽と直結してより強くなったのはジャズを覚えて以後。
その最初が上京してまもない頃に観た「カサブランカ」
当時在京の兄がジャズピアニスト卵の私に「ジャズ関連の映画を観に行かないか」と誘い、大塚駅前の名画座で「グレン・ミラー物語」と二本立て。
グレン・ミラーは以前にテレビで知っていたが、「カサブランカ」を始めて観て鮮烈でカッコ良く、これ以後ビデオやDVDを通じて今も幾つものシーンが焼き付いている。
「映画音楽ライブを」の声を頂いているが、こういう大昔映画と曲を皆が知る時代でない今、如何なる内容で構成すればお客様が満足出来るか難しい課題。