音楽映画

連日映画関連の話になってしまうが、少年期に映画館で観たビートルズのドキュメント「レットイットビー」、当時は有名アーティストの動く姿が貴重で、しかもグループ解散噂の渦中、食い入るように観た。

ビル屋上のライブシーンに強い興奮を覚えて、高校時代のロックバンド活動へとつながり、その音楽がジャズへと変わって今に至っている。

ジャズ関連映画としては、「ベニーグッドマン物語」「グレンミラー物語」「銀嶺セレナーデ」「五つの銅貨」「愛情物語」「情熱の狂騒曲」「バード」「レイ」他、多く観た。

中でも、「グレンミラー物語」の「チャタヌガーチューチュー」、20過ぎて「五つの銅貨」の「ビルベイリー」などなど、今も手掛ける曲を覚えるきっかけになった。

1930~50年代はジャズスタンダード曲が多く生まれた時代でもあって、音楽映画でなくても登場する曲の楽しみは多い。

カサブランカ」は、"As time goes by"、"Avalon"、"The very thought of you"他、モンローの「お熱いのがお好き」、"I'm through with love"、"Running wild"、"他多数。

このような曲と映画話が多くの人と共有できたのは既に遠い過去のことで、今はマニアックな、或いは私よりも上の世代だろう。

私の音楽はこれらの映画も強く影響していて、時々お客様から「昔の映画を見ているような気分」という感想を頂くことはとても嬉しい。