映画とトークと生演奏

昨日ブログに書いた、映画「五つの銅貨」はかつて人気作品で、テーマ曲他のリクエストもしばしば頂いた。

３０年ほど前、名トランペッター光井章夫さんとデュオの仕事。

場所は東京の立川市、かつて米軍基地のあった街。

主催は映画関連の方で光井さんと親しかった。

４０～５０人ほどの会場で、ビデオインジェクターでこの映画を鑑賞、関連話題をトークするイベント。

愛好会的な集まりで時折開催されていたようだが、この日は特別に生演奏ありでということだった。

「五つの銅貨」鑑賞後に主催者のトークがあって、デュオで演奏。

映画にはサッチモ（ルイ・アームストロング）が出演、中から「ビルベイリー」「インディアナ」「君去りし後」など、光井さんのトランペットと歌の名調子。

私にとって、好きな映画と光井さんとの共演はとても幸せなひとときだった。

奥様連れでいらしていた光井さんに「高浜ちゃんこの近くだろ、車で送ってくよ」とおっしゃって頂いた。

五日市街道を運転しながら光井さん

「この道は舗装されてなくて土煙があがっててなぁ、そいで夜はもう真っ暗だった」

奥様「あんた、いつの時代の話ししてるのよ」

光井さん「進駐軍の基地に行った時」

私の知らない時代の風景に「へぇー！」