私は20代後半、女性ヴォーカルにジャズのピアノトリオが演奏しながらコーラス、4声ハーモニーのグループ結成した。
全員プロとして活動する仲間だったが、リードヴォーカル以外男性3人は歌の経験なし、コーラスアレンジも未経験、若い情熱だけでスタート。
最初はハモもひどく、私のアレンジも歌い難いとか声に負担があるなど問題あり、集まって練習を重ねレベルアップし、ついにはメジャーデビューし10年間活動した。
50代になって、ベテラン男性ジャズ歌手4人からコーラスやりたいとアレンジとピアノ演奏を依頼された。
皆さん長いキャリアと実力で歌の個性が強く、音程は良くてもひとつのハーモニーになり難いことを初めて知った。
当時60代~70代の皆さん、毎回の練習では皆さん学生の部活のように楽しげで、私が指摘して揃えた部分も本番ノリノリで結局ハモらないこともあったが、お客様に楽しさは十分伝わっていた。
同じ時期に女性ヴォーカルの伴奏仕事において「ハモって」と希望されることが多く、ハモり易い曲を選びリハなし即興デュエット。
通常ピン(一人)で活動する歌手はハモることへの潜在的渇望があるようだ。
指定席S、A:完売 B自由席:有 B学生席:残少