本日は年内ラストの河合公民館ジャズ講座、課題曲「枯葉」。
昨年この時期にも取り上げたが参加者増えたことと、秋と言えばの名曲。
フランス生まれのシャンソンがジャズ有名スタンダードとなったのは、ジャズ演奏家や歌手に好まれ取り上げたから。
好まれる理由としてメロディーの魅力もあるが、よりアドリブ展開でのコード進行の面白さとバンドのオリジナルアレンジ、曲を素材としてどう料理するかの妙。
演奏家の大胆なアレンジに刺激され歌う歌手もいて、多彩な「枯葉」が生まれる。
時に複雑なアレンジで原曲が分からぬ程のこともある。
それで思い出した東京時代の話。
あるレストランは多くのジャズバンドが日替わり出演、若手に交じって私も毎月レギュラーを頂きバースデーも多かった。
ある時一斉メール「バースデーは分かり易い演奏をお願いします。先日、何の曲か分からない高度なアレンジで、コメントで始めてバースデーだと分かったと言うことがありました」
コントのようなと言うと失礼だが、ジャズへの情熱が裏目に出たか。
本日ジャズ講座はそんな複雑高度なアレンジでなく、誰もが和み歌える「枯葉」を楽しみます。