久々に"You belong to me"を弾き語った。
こういうポピュラーがかった曲も好きだ。
”がかった”と言うのは、例えば「ステラバイスターライト」「煙が目に染みる」などジャズっぽく通好みな曲に比べて、「慕情」とか「ムーンリバー」といった往年のポピュラーヒットソング、だけど一応ジャズという・・・と、言葉での表現は難しい。
明確な線引きは出来ないまでも、インスト(器楽演奏)において「ステラ」などは好んで取り上げられるが「ユービロング~」「慕情」など”がかった”曲を演奏で取り上げてアドリブするというのはごく少ない。
例えば、ヘンリー・マンシーニが映画音楽として書いた「酒とバラの日々」は、ジャズ曲としても好まれるが、同じ作曲家の「ひまわり」は、ジャズっぽいよりもメロディーをきっちり演奏する方が好まれる。
とかなんとか、”がかった”も時代云々も、お客様には関わりなく音楽を楽しんで頂ければそれで良い。
ではありますが、こちらとしては1曲1曲にあれやこれやの思いがあり、その思いが曲毎の色と味として伝われば、是幸いなのであります。