粋とユーモア

スタンダードと呼ばれるジャズ曲、「A列車で行こう」「オールオブミー」「サニーサイド」「枯葉」など有名曲も多いが、あまり知られていない「粋な小唄」も紹介したい気持ちがある。

お客様にお耳馴染みがないとの思いからやらなかったりする、やらないとうろ覚えになって忘れかけている曲もある。

 

こういうジャズ小唄が日本で親しまれたのは昭和20年代後半のジャズブーム、その時代に若者だった先輩ジャズ歌手の方々は実に多くの小唄をレパートリーにされていた。

ブームの影響を受けてジャズテイストの歌謡曲やジャズ出身歌手がヒットした時代、私が生まれたのはブームピーク後の昭和30年だが、その名残はまだ続いていたように思う。

当時の大人は江戸由来の粋や落語のユーモア精神にジャズを融合させて楽しんでいた。

その時代から活動されていたジャズ歌手演奏家先輩の多くが他界されて今、私として少しは知っている程度ながら紹介してゆかねばの思い。

と、以前もブログに書いた、思うだけじゃなくやんなきゃと自分に言い聞かせ。