古典映画2

昨日ブログにハリウッド古典映画「ラブレター」を書いたが、もう1本気になって探して見ることが出来た。

映画「黄金の耳飾り」"Golden Earrings"(1945年)、テーマ曲も同じタイトルでスタンダードになっている。

ジャズピアノではレイ・ブライアントが有名で50年近く前に来日公演で聴いた。

私も過去演奏トライしたが満足いかず、最近再びおさらい重ねて先日「シライハウス」で披露。

 

映画を知らなかったので女性のイヤリングだと思い込んでいたが違った。

特命受けてナチスドイツに潜入した英国軍人(レイ・ミランド)、捕虜となるが脱走しジプシー女性(マレーネ・ディートリッヒ)に助けられ逃避行。

軍人はジプシーになりきり黄金の耳飾りをつけ、危機をかいくぐり極秘情報を届ける。

映画「上海特急」(1932年)では妖艶な謎の美女だったデートリッヒが、ここでは野性的な女性を演じる。

ジプシーの歌として幾度も流れる哀愁溢れる旋律、作曲者ヴィクター・ヤングの経歴から納得。

米国に生まれ東欧で音楽を学びヴァイオリニストとなり、帰国後ハリウッドで多くの映画音楽を残した。

 

こんな話を理解する人も今は少ないだろうが、スタンダードジャズのルーツ知りたい症候群、若い頃は難しかった情報を得られる喜び。

 

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