言語の驚き

先日、地元福井の人と会話で私が「ぞろっぺい」と言うと意味を聞かれた。

服装などがだらしないなどを指す言葉だが、検索すると関東の方言とある。

東京暮らしが長かったせいか、或いは横浜出身の祖母が使っていて記憶したのか分からない。

この逆もあった、東京時代に福井方言「そこたらじゅう」(辺り一面)と言って「え?」と聞き返された、標準語としては「そこらじゅう」「そこいらじゅう」

北村さんマネージャーは静岡市出身だが、福井と共通方言「おぞい」に驚いた。

粗末、質が悪い、劣化などの意味で、調べると岐阜、長野、静岡でも使われるそうだ。

やはり福井方言と思っていた「ねまる」(座る)も東北(何県か忘れた)で聞いた。

これら広域性のある方言は古語の名残が多いそうだ。

 

日本語にとどまらず、以前中国福建省出身の方とお会いして、例えば「電話」がデンワなど日本語と酷似した発音が多いことに驚いた(よく驚く私)。

この方、地元を離れ北京の大学で日本語を学び、出身地方言との共通性を先生に聞くと「古代中国南部の言葉が日本に伝わり発音も残ったが、中国では北部言語が標準語になった」

日本では明治以降に東京言葉をアレンジして全国共通語を普及、それから100年以上経てなお各地に方言が残ることに、またまた驚く私。

 

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