夢心地

昨日からの続きになるが、7月のコンサート「夏生まれの仲間たち」の予定曲として、アーヴィング・バーリンの"Cheek to cheek"も練習中。
過去かなりの回数演奏したが歌ったことがなく、今回弾き語りに初トライ。

この曲を最初に歌い踊ったのはフレッド・アステアで、ミュージカル映画「トップハット」だった。1935年なので、なんと80年も前の映画だ。

若い頃この映画をテレビで観た。
ストーリー詳細は覚えていないが「チークトゥチーク」のシーンは良く覚えていて、ジンジャーロジャーズを相手に実に優雅な踊り。
アステアの歌は決して声量や技量があるとは言えないけど、その軽さが優雅な踊りと相まって夢心地の雰囲気が伝わる。

かなり以前にラジオでアステアとオスカーピーターソンとの共演録音を聴いた。
それも歌ではなくタップで、演奏と共にタカタカとタップを踏む音、変わった録音だった。
You-Tubeで探してみると、紹介の声はアステアだが、シックステットの演奏1曲のみでタップの入った録音はアップされてなかった。

さて本日は、水森亜土さんとの月例ライブで上野「アリエス」にトリオで出演。
ジャズの小唄に夢心地になりそうで、亜土さん流”天然おとぼけ&ずっこけ”があるかもしれぬ、それもまた一興のライブにお立ち寄りください。